屋根・板金関係
2013年05月28日

音を人に伝えるには

屋根の端から音がするので 見て欲しいとのご依頼。

てっきり カラーベストか鉄板屋根の棟を止めている釘が抜けて バタついているのかと思っていました。

そこの施主様がその“音鳴り”をビデオカメラで録音されていまして、その音を聞くと どうも鉄板が当たっている音には聞こえないんです。

初めはプラスチックの様なモノ?かとも思いましたがとりあえず屋根の上に上がらせて頂きました。

最初予想していた棟は 別に問題なく、もちろんプラスチックの様な物も無く、 さて なんでしょう?

いろいろ調べた結果、施主様が指摘された あるモノが風であおられて共鳴しているんじゃないかと いうところに落ち着きました。

屋根は通常 屋根の下側は “軒先(のきさき)” 横の部分は“ケラバ”と言います。

カラーベスト葺の屋根の場合 そのケラバを鉄板でカバーするのですが こちらの場合 どういう訳か そのケラバカバーが2重になっていまして 通常のモノより大きなカバーになっていました。

そのカバーと建物の破風部分に風がまわりこんで 共鳴しているのでは と言う事でした。

文章にするとややこしいのですが、なるほど とてもまれなケースを経験させて頂きました。

今回、施主様が“音” と言う口で伝え難いものを 録音されていたことで こちらも推測するのに大変助かりました

でも、台風など強風時にまた音がするようなら いつでもご連絡下さいね。

音を人に伝えるには

文章にするとややこしいですが ここです。
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