銅板関係
2017年08月08日

昔、銅板といえば… 屋根 芦屋 宝塚

工務店様から 古い屋根が有るんだけど、直せるか、葺き替えしなきゃいけないのか 見て欲しいとの事。

結構広い敷地にある 茶室?のような小さな建物で、屋根は銅板で葺かれてました。

結論から言うと 葺き替えしなきゃ 直せません。

理由は 昔の銅板は今よりずっと薄くて、 補修でさわると ちぎれてしまうからです。

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昔、銅板は一生モノと言われた位 (当時としては)耐久性がある。 かつ高価。

そういう理由から今より2番手位 薄い銅板が使われていました。

また、今より不純物の含有率が高い為、少し硬くて 粘りが少ない

そういう理由で補修する際、曲げた部分がちぎれてしまうことが ままあるんです。

長い経年で生み出された色合いは 天然素材ならではで、新しくしてしまうと ピカピカして イヤだと仰る方も多いのですが、やはり雨漏りには 変えられないんじゃないでしょうか。

 

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