今年は 台風や 前線の影響か 雨模様の日が多いですね。
先日も雨漏りのご依頼で屋根に上がってみました。
雨漏りの原因は他に有り、その処置も出来たのですが 屋根材について気になったことが有ります。
屋根は普通 上から下に向かって雨が流れる様に 傾き(勾配)が付いていますね。
屋根材も鉄板で上から下までの1枚物ならいいのですが、 瓦形状のものなど 小さな材料を張り合わせて屋根に葺く場合、その材料の継ぎ目から漏水するケースがあります。
継ぎ目から吹込むんじゃなくて 吸い上げて逆流するんです。
ですから大抵、この屋根材は 屋根の傾きがこの傾き以上に使って下さいという 指定が有ります。
その傾きを大きく外れた使い方をすると 雨漏りの原因になります。
それと その継ぎ目に 長年のうちに埃がつまり、それが雨水を引き寄せることもあります。
特に20年位前の地震直後などに施工した物件に この傾向が多いように感じます。
指定勾配を大きく下回って使用した場合 継ぎ目から逆流します。