屋根・板金関係
2022年05月18日

手間の掛かる屋根やってます 西宮 芦屋 尼崎 ガルバニウム 屋根

元々ある設計事務所さんの設計で建てられたものを増築する工事で、少し手の混んだ屋根を触っています。

最近ではめっきり減りましたが 一時期、屋根の形状がカマボコ屋根の様な屋根が流行った時期が有りました。🙂

これをR屋根(あーるやね)と呼びます。

最近あまり使われなくなったのは 多分非常にコストが掛かるからだと思います。💰

基本的に木材にしろ板金材にしろ建築資材は全て直線形状で作られています。🤔

例えば直線で4メートルの長さの屋根が有ったとします。

そこに2メートルの長さの直線形状の板金部材を取付けようとすると 2本取付ければいいですよね。

でもこれがカマボコ形状のR屋根で4メートルの長さの屋根だったら?🤔

同じ様なR形状に加工された板金部材でもあればそのまま取付けられますが 残念ながらそのような形には加工するのは非常に困難なんです。

ですのでこの様なカマボコ屋根の場合、直線形状の部材を非常に短く切ってつなげることで 疑似的にR形状に近づけようとします。😓

先程の例で言えば2メートルの直線部材を2本取付ける所を、R形状にするためには20センチの直線部材を20本加工して取り付けないといけません。

加工、取付手間が10倍ですよ!?😵

バブルの頃ならともかく、今 こんな手間を掛けて屋根を作ろうなんて誰も考えませんよね。

でも今回 増築なんで全く違ったデザインの屋根を付ける訳にもいかなんでしょう、手の掛かる作業をさせて頂いています。(笑)

完成したらその手間の掛かった写真をアップしますね。📷

 

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