雨とい関係
2022年01月28日

銅製ならではの特殊サイズが有ったんです 西宮 宝塚 芦屋 雨樋修理

銅製の雨樋から雨が落ちて木製の壁が腐ってきている、とのご相談です。🤨

屋根の軒裏から「呼樋(よびとい)」と呼ばれる部材の銅製の樋が付いています。

そこから竪樋(地面に向かって垂直方向に付いている雨とい)とのつなぎ部分に「受マス」と呼ばれる小さなマスが付いているのですがこの部材が経年で傷んで そこから漏れている様でした。💧

昔のモノですので 細かな段差が付いていたりと手の込んだ造りになっています。😯

今の事ですから何か近いサイズの既製品でもあればいいのですが、つなぐ竪樋のサイズが特殊だったので既製品は有りませんでした。🤨

プラスチック、銅製にかかわらず 通常円形状の竪樋の場合、6センチ(60ミリ)が標準サイズで次に大きなサイズは7.5センチ(75ミリ)になりますが、銅製の樋に限ってその中間の66ミリ、というサイズが存在していたんです。😓

今回はその66ミリサイズの竪樋を使用していたので対応できる既製品は無かったんです。

 

ですので今回も現状と同じサイズ感では有りますが もっとシンプルでコストを抑えた形状のものを作りました。🤗

モチロン現状と同じ形状の物も作れますが、おそらく金額が2~3倍ほど変わってくると思います。

そう考えると昔の職人さんはよくこんな手間の掛かる形状を普通に作っていたなと感心するばかりです。

私だったらほぼ逃げ腰です…(笑)😓

 

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