屋根・板金関係
2020年04月28日

雨といにも安全弁を付けました。西宮 芦屋 尼崎

西宮で屋根の先端が腐って台風の時などに飛散の恐れがある物件が有りました。

屋根自体は玄関の上に付いているんですが、屋根の先端が大きく弧を描いたような形になっていて かなりデザインに拘った造りになっていました。

本来、屋根の先端に付けるべき雨といも内樋(うちとい)と呼ばれる 外から見えない様に屋根の中に樋を仕込こむ工法がとられています。

ただチョッとデザイン優先なところが有るためか 雨の多い時や落葉等が蓄積した場合に漏水し、屋根の内部が腐ってしまった様なのです。

今更屋根を作り替える訳にもいきませんし、「屋吹さんこれ以上ひどくならないように何とかして」というお願いも出ましたので 無い知恵を絞って考えたのが ”オーバーフロー„の取付&軒先先端部を鉄板で補強する方法です。

オーバーフローとは日本語で言う所の安全弁です。

ある程度の雨水が溜まると建物内に漏水する前に 建物外に逃がしてやる訳です。

よくベランダなんかで建物内に漏水しない様に取付けるケースは有りますが 雨といにはあまり聞きませんね。

もちろん既製品なんか有りませんから現状に合わせて加工した物を取付けました。

デザインされた方が見たら「なんじゃこれは?」となるでしょうが、住む方にとっては漏水で家が傷む方が困りますものね。

 

 

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