雨とい関係
2020年04月19日

ただ交換するだけじゃダメなんです 雨とい 西宮 芦屋 宝塚

銅板の雨といを交換しました。

古いけど立派な住宅の軒樋なのですが、経年による傷みでグニャグニャに曲がってうまく水を流せていませんでした。

取替自体は難しいものでは無いのですが、ただ取り替えただけではうまく雨水を流せない致命的な問題が有りました。😟

以前にもお話ししました 屋根と雨といの位置関係に問題が有ったんです。

これの参考記事「雨といの位置は何を基準にするのか」でも触れています。👈

今回の場合は屋根は瓦では無く、銅板を晒葺(さらしぶき)と呼ばれる一般的な葺き方を下屋根です。

この屋根から落ちる雨水の位置が 軒樋のかなり後ろ過ぎる位置だったんです。

後ろギリギリなもんで雨の降り方によっては、雨といに入らない雨も有ったんじゃないかと想像できます。

さすがに今から屋根を伸ばすことは出来ませんから、屋根の先端に軒樋までキチンと雨水を流してやれるガイドになる部材を加工して取り付けました。

傷んだ部材の交換は誰でもできます。

それに伴う問題点を見つけ、対策をしないと良い結果は得られません。☝

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