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2015年2月

板金屋根は換気で熱を逃がしましょう

今、工務店様の新築現場で 屋根にガルバリューム鋼板で ‟ たてはぜぶき” の屋根を葺いています。

鉄板の屋根にすることで屋根の傾き(勾配)を緩くすることが出来、部屋の間取りや 建物のデザインなどの自由度が増えます。

しかし、昔から 鉄板屋根は 夏、下の部屋が暑い! と言われました。

確かに暑いですね…(汗)

ですから 最近は鉄板そのものにも熱を伝えにくい ‟遮熱” 性能を持たせた鉄板材料が使われています。

でももっと確実に屋根裏の熱気を逃がすには 屋根に穴をあけることです

で、前もって屋根に穴をあけて 換気部材を取り付けられるようにします。

 

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今は寒い季節ですので あまり感じませんが 夏場だと 穴を開けた瞬間に 下の(屋根裏の)熱気が もわ~っと出てきます。

メガネをかけている人なら レンズが曇るくらいです。(ホントですよ)

新築だけではありません。既設の屋根にも取付できますので 興味のある方は一度ご検討を。

 

 

既製品に頼らないということ

前回、ハウスメーカーの建物が 画一化されたマニュアル通りに施工することで 職人の技術力による仕上がりのムラを減らせます と書きました。

メーカーや購入者とすればそれはよいことだと思います。

でも新築物件はいいとして 修理などのマニュアルなど存在しないケースはどうするのでしょう。

実際にあった話です。

お世話になっている工務店様から 以前お伺いした家の屋根の一部が壊れたので見に来てほしいとの事でした。

行ってみると確かに板金の屋根の一部と 樋の一部が壊れていました。

事情を聴いてみると 隣の新築物件の建前の時 ミスで材料を当ててしまったようです。

それならば そちらの現場に出入りしている板金屋さんがいるはずだから、その方に直してもらったら?と提案したのですが 出来ないとの事でした。

私にしたら はぁ?なんで? という話です。

なんでも、規格品の取付は出来るけれど 規格外の加工、取り付けは出来ないそうで こちらに修理依頼が来たわけです。

マニュアルにそった作業は ムラは減らせますが 臨機応変に対応できる経験と、技術力は育ちません。

悲しいことですが そういう方が増えてきているそうです。

私はやはり 個々の現場に合わせたものを自分で加工し、取り付けできることを強みにして行こうと思っています。

規格品がなけりゃ自分で作ればいいだけです。

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こんな既製品はありませんので  同寸法のものをガルバニューム鋼板で作りました。

 

最近の新築物件で思うこと 神戸の板金工事

神戸で工務店様の新築物件の板金工事をしました。

割と海沿いで  周りにも多くのハウスメーカーの物件が新築中でした。

そこで感じたのが 最近の新築物件のデザインがものすごく簡素になっているということです。

もちろん価格帯にもよるのでしょうが 多くは下屋(げや)の無い、ズドンとした四角い箱に簡単な屋根が付いている。

外装材の違いで見た目の印象は少し違うけれど 建物の基本シルエットはみな同じ ということです。

 

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確かに建物を簡素な形状にして 同じようなシルエットに 画一化することで、 設計や使用材料、労力のコストを下げられる。

だからでしょうか、職人さんのレベルが昔と比べて なんとなく下がってきたような気がします。

職人さんは、画一化されたマニュアル通りに施工することで 仕上がりのムラを減らせます。

メーカーや購入者とすればそれはよいことだと思います。

しかし、職人の技術力を考えたときに、それは果たして良い方向なのでしょうか?

次回、それについて 私が実際に体験した話をしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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