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2013年2月

しばらく掛かりきりになりそうです

先日より豊中の方で 大きなお宅の銅板補修工事が始まりました。

和風の落ち着いた建物の屋根に張られている銅板の葺き替えです。

最近は屋根が壁からあまり出ていないデザインの住宅が多いですが 日本の気候風土にはやはり 屋根の出、窓上の庇 はあった方がいいと思います。

特に屋根が壁から大きく出ている場合(軒の出 と呼びます)鼻先まで瓦を葺いてしまうと 時間が経つと瓦の重量で軒先が下がってしまう事が有ります。

それを防ぐ為に 建物より出た部分の屋根に銅板を葺いて 重量を軽くするのです

これを“ 晒葺(さらしぶき)” と呼びます。

この晒葺の葺き替えが 結構な数量が有り、しばらくこの工事に掛かりきりになりそうです。

しばらく掛かりきりになりそうです

晒の葺き替えはよくやりますが 今回のはでかい

補強で済む場合

ベランダの古い鉄板が傷んでいないか 見て欲しいとのご依頼。

ハシゴをかけて見てみました。

長年風雨に耐えたであろうその鉄板は残念ながらかなり傷んでいました。

おまけに木の下地も軒先部分は腐食が始まっていました

鉄板はともかく 下の木下地まで取替えていたら大工さんも必要ですし、ペンキ屋さんも…。

そうなると金額もかさんでしまいます。

そこで古い鉄板をめくらずに その上からべニアの合板で補強し、再度新しく鉄板を張りました。

但し、今回は既設の木下地の腐食がそれほど広範囲で無かった為 この方法でうまくいきましたが、あまりに腐食がひどい場合は やはり大工さんを交えての大仕事になります。

補強で済む場合

少し屋根に厚みが付きますので 軒先の樋も変えました。

とんでもない金額になります

庭の竪樋(たてとい)が壊れているので直せるか?とのご依頼。

お伺いしてその竪樋を見て思わず う~ん とうなってしまいました。

京都や奈良の大きな御邸にでもある様なメチャクチャ凝った銅板製の樋でした。

竹に似せて作ったその樋は本物の竹の様に上と下の太さ、節の間隔も変えてあり、おまけに小さな葉っぱ付きの枝まで付いていました。

長い年月のうちに節の部分からバラバラになってしまったようです。

ここまでバラバラにちぎれてしまった物は補修出来ませんので新たに作るしかないとお答えしました。

もちろんとんでもない金額になるであろうことも3。

さすがにそこまではされずに普通の丸い銅の竪樋に交換させて頂きました。

とんでもない金額になります

これは工芸品です
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