トップページ>今日も屋根の上から>2012年3月

2012年3月

こんなとこ通しちゃいけませんよ

先日、大雨の時に漏るんです と言うお宅にお伺いしました。

普通の雨では漏らないとの事。

屋根に上がって見ましたら 大屋根の水をえらい所に通していました。

何か意匠の制約でもあったのでしょうか、狭い瓦と壁のスキマにわざわざ流していますね

本来、2階の屋根(大屋根ですね)の水を下の屋根に流す場合、ちゃんと下の屋根のといまで導いてやらねばなりません。

これを這樋(はいとい)と言います。

その這樋を見せたくなかったのでしょうか ?

ともかく、これでは大雨の時は困るでしょうね。

こんなとこ通しちゃいけませんよ

どこでも突っ込んじゃいけませんよ

よくあることです

今、川西方面で カラーベスト葺の屋根をリフォームしています。

カラーベスト葺の屋根の場合、ほとんどが“ 棟(むね) ”と呼ばれる 一番てっぺんの所が鉄板でカバーされています。

その下には “ 貫(ぬき) ”と呼ばれる 9センチ×1.5センチの木材が入っています。

20年前後経ったカラーベスト葺の棟の部分は ほとんどと言っていい位 この貫が腐ったり、鉄板を止めている釘が抜けていたりします

これらがきちんと固定されていないと 当然台風など大風の時に 飛散してしまう訳です。

ほんと かなりの確率で釘は抜けていますよ。

よくあることです

今回も釘がたくさん抜けて棟が浮いていました。

割れると困る場所

屋根の雨漏りにもいろいろ原因はありますが、その一つが “ 瓦の割れ ”です。

一番簡単で、誰にでもわかる原因ですね。

昔の御宅なら、葺いた当時の瓦が何枚か現場においてあることが多いのですが 最近では少なくなったようですね。

もし、瓦があれば 私達でも差し替えは出来ますので すぐ直せます。

しかし、簡単に瓦が差し替え出来ない場所があります。

たとえば屋根の一番上にある “ 棟(むね)” や壁との接点にある “ のし ” と呼ばれる部分などです。

これは “ 棟 ”やら “ のし ”やらを崩さないと瓦が抜けません。

これを崩して、積み直すと 結構な費用になります。

知っている職人はこんなところ踏んだりしません。

瓦屋根に業者の方を上げる場合は そのことをよくわかった方に上がってもらわないと 後々大きな出費になる事があります。

割れると困る場所

とりあえず 鉄板で応急処置です。
ページ上部へ